■ ID | 346 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 埋立地表面における地温とメタンフラックスの関係(2) |
■ 著者 | 山田正人
国立環境研究所 石垣智基 国立環境研究所 井上雄三 国立環境研究所 小坂井崇 日本大学理工学部 小野雄策 埼玉県環境科学国際センター 長森正尚 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)廃棄物資源循環学会 |
■ 出版年 | 2002 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第13回廃棄物学会研究発表会、平成14年11月28日 |
■ 抄録・要旨 | 廃棄物最終処分場は温室効果ガスであるメタンの人為的な発生源であるが、計測手法が困難なため、その実測データが世界的に不足している。我々は、埋立地におけるメタンフラックスが同時に熱フラックスである点に着目し、赤外線サーマルビデオカメラを用いた地表面温度分布の計測より、埋立地全体のメタンフラックス分布を見積もった。全フラックスは夏期と冬期で0.29〜370及び0.50〜109ml/m2/minの範囲にあり、夏期調査時が大きい傾向にあった。
また、地温Tとメタンフラックス値E'の間に、夏期はE'=5.44×10-58×T41.3、冬期はE'=0.0365×T2.13の関係が得られ、埋立地表面全体からのメタンフラックスは、それぞれ0.57m3/hrおよび0.039m3/hrと見積もった。また、メタン放出地点は時季的に大きく移動せず、表面の凹凸や透気係数等の物理的な形状、さらに含水率や気圧等の影響を受けることが示唆された。 |
■ キーワード | 最終処分場、埋立地ガス、メタンフラックス、地温、サーマルビデオカメラ |
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